勉強が面白い!子どもが勝手に机に向かう効果的な方法とは?

目次

子どもと勉強するときに大切なこととは?

子どもと勉強するときに一番大切なことは、なんだと思いますか?

それは
楽しく勉強すること
勉強っておもしろい!

と思ってもらうことです。

これは、我が子がお世話になった塾講師から聞いた話です。
子どもに勉強を教える時は、これがとても大切なことで、特に小学校低学年では、特に意識をした方いいと聞きました。

勉強が面白い!
そう思って取り組んでいけば自然に成績もよくなりそうですね。

そのために、

  • 私たち親はどのように子どもに接すればいいのか?
  • どのように勉強に取り組めばいいのか?

この点について、お世話になった塾講師の話をまとめてみました。

問題が解けること、学力を目標にしない

親としては、

  • 子どもに学力をつけさせるのは親の仕事
  • 子どもにいい学歴をもたせたいと親が思うのは当然

そう考えてしまいます。

しかし、
勉強ができるようになること
学力をつけること
が目的になると、勉強がつらくて苦しいものになってしまうかもしれませんね。

大抵の場合が、子どもの勉強は私たち大人が思っているように進まないものです。

もちろん中には、私たちが思っている以上のスピードで進んだり、次々にできるようなる子どももいるでしょう、

しかしそれは全体から見れば少数派なのです。

多くの子は、同じ間違いを繰り返したり、せっかく覚えたことをすぐに忘れたり、何度教えてもらってもできるようにならない子どもが一般的です。

そんなとき、問題が解けることや学力を目的にしてしまうと、できないこと、覚えないことに対して責めてしまう傾向になります。

「何回やったら覚えられるの?」
「何度同じ間違いをすれば気がすむの?」
と大きな声で怒ったり、子どもを責めたり。

それでもうまくいかないと、
「こんなにやっているのに、どうしてできないの・・・」
と落胆したりします。

当たり前ですが、子どもだってわざと間違えているわけではありませんし、忘れようと思って忘れているわけではありません。

計算ミスは注意されても直らない

子どもなりに一生懸命やっているけど、間違えるし忘れてしまうのです。
それを責めたり指摘しても仕方ありません。

大きな声を出したところでできるようにはなりませんし、落胆したところで忘れたことを思い出すわけではありません。

しかし、
「誰かが指摘をしないと、気づかないのでは?」
「今のうちに注意すれば、自分でも意識するようになって間違えなくなるのでは?」
そう思ってしまいます。

確かにそういう側面はあるようですが、長い目で見た時は効果的ではないようです。

たとえば計算ミス。

計算ミスは注意をされて直るものではないようです。

ほとんどの子は計算ミスをすることをわかっています。
わかっているけどやってしまうのが、計算ミスです。

そうした計算ミスを減らすためには、子どもに対し、注意や指導をして「頭」で理解をさせるより、繰り返し演習するなかで「体」に正しい理解、正しい言葉を覚えさせる方がうまくいくそうです。

わかっているけど、やってしまうのが計算ミスなので、頭で理解させてもあまり効果がないのです。

それどころか、自分でも気にしていることを指摘されて、さらに勉強が嫌になってしまうことも多いようです。

勉強が嫌いになってしまうと、演習を繰り返すことが難しくなってしまいますよね。

勉強中の拒否反応には要注意

ミスをして怒られるのが嫌なので、
前もって答えを盗み見る
「見ないで!」と言って問題を解くところを見せない
そんな子もいるようです。

そして、最終的に問題が解らなくなると、さまざまな拒否反応が起きるようになります。
そうした傾向がでるようになったら危険信号。

勉強嫌いになりかけている可能性があります。
このまま続けてしまうと、勉強そのものが嫌いになってしまい、ミスがなくなる以前に、机に向かわなくなることも予想されます。

そうなったら本末転倒ですね。

計算をミスをなくすためには、演習量を増やすこと、体で覚えるおとが必要なのです。

そのためには、注意や指摘をするのではなく、楽しく勉強して、面白いと思うことで「もうちょっとやってみよう。」という気持ちを子どもの心に起こすことが大切になります。

楽しく、おもしろく勉強を続けているうちに、いつの間にか計算ミスがなくなっていくそうです。

テストの点数を上げることを目的としない

楽しく勉強して、おもしろいとかんじさせるためには、テストの点数を上げることだけを目的にしないようにしましょう。

  • できなくてもオッケー
  • わからなくてもオッケー
  • 忘れてもオッケー
  • 間違えてもオッケー

あなたのこういった姿勢が何よりも大切になります。

問題ができなくても怒りません。

こちらの説明が理解してくれなくても、イライラをぶつけたりしません。

前にやったことを忘れてしまっても
「忘れることもあるよね〜。」
と意に介せず、つまらないケアレスミスをしても、
「ミスは勉強していくうちに減っていくから大丈夫。」
と気にしないようにしましょう。

そんなことよりも、楽しく勉強する方が大切ですから。

ときどき、問題を間違えると「ごめんなさい。」と謝る子がいるようです。

「間違える」ことをプラスに捉える

間違えることは悪いことだ、と思っているのかもしれませんし、今までの経験で間違えた時に怒られることが多かったのかもしれません。

どちらにしても、そのままではよくありません。

「間違えるっていうことは、わからない問題に挑戦したってことだから、実はいいことなんだよ。」

「今のうちに間違えておけば、テストのときに間違えなくてすむから、いっぱい間違えていいんだよ。」

「誰だって正解することもあれば、間違えることもある。気にしなくていいよ。」

このような気持ちは、一度言っただけですぐに子どもに伝わるものではありませんが、何度も話すうちに少しずつ、間違えることに対する考え方が変わってくるそうです。

間違えちゃいけない
間違えたら怒られる

こんな緊張した環境のなかでは、ビクビクしながら勉強しなければなりません。

それでは楽しく勉強したり、勉強をおもしろいと感じることはできませんよね。

  • 安心して間違えられる環境だから、安心して勉強ができる。
  • 安心して勉強ができるからこそ、楽しんで勉強ができる。

このことを私たち親は忘れないようにしたいものです。

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