体験談「よい子」の育て方!よい子に育つために大切なこととは?

目次

親の行動、子どもは見ています

子どもの悪い行動をあらためさせ、正しい行動を身につけさせるために最も有効なことは
「親が自身の行動で示す!」
ということです。

親が子どもにしてほしいと願うことを、親自身が普段から子どもの前で示していくことが大切です。
反対にしてほしくないことは、
「まず親がしないこと」
が重要になります。

子供の観察力は侮れません

子供の観察力は侮れません。
そして記憶力は抜群です。

大人の良い行動、悪い行動をそっくりそのまま、子どもたちが真似をしていきます。

口で言われるよりも、目から入った情報の方が、子どもたちには大きな影響を与えるのです。
礼儀正しい子どもに育てたいなら、親がまず礼儀正しくしなければなりません。
それがよい子の育て方の近道です。

子どもに、
「人を叩いてはいけません!」
と教えていても、親が子どもを叩いていたら、
「そうなんだ!相手が悪い時は、やっぱり叩かないとダメなんだ!」
と解釈してしまいます。

「子は親を映し出す鏡」

「子は親を映し出す鏡」
と良く言われますよね。
これは正しく、このためにある言葉です。

子どもが何か気に入らないことでかんしゃくを起こしている時、
「ちょっとのことで怒るんじゃないの!」
「すぐに短気になるんじゃない!」
なんて言ったことはありますか?

この言い方は子どもにとっては、
「ママも同じ怒り方してるじゃん!」
と解釈されます。

これでは全く説得力がありません。

近所と人たちとあいさつをしない。

これももしかしら、
「あなたがしっかりとあいさつができていないから」
かもしれませんね。

とにかく子どもは親のことをよく見ています。
この点は子どもだからと言って、本当に侮れません。

恥ずかしい私の体験談

私が子育ての中で、最も反省しているのは、正に子どもの前での親の行動です。

私には長男と4つ下の次男がいます。
大変恥ずかしながら、私は子どもに対してキレることがよくありました。

怒りの矛先は、たいていが長男に対してです。
長男は聞き分けが悪く、少しかんしゃく気味に怒る傾向がありました。

普段、一緒に遊んでいる時は、特に怒ったりすることはありませんでした。

キレてしまうのは、家の中での、後片づけや食事の時の多かったように思います。

いつまでたっても片づけができなかったり、テレビばかり見てごはんを食べなかったりする時、私は本気で怒っていました。
もちろんこれは教育上のためであり、叱ることも必要と思っていたからです。
心の中のどこかには冷静さも保っているつもりでした。

本当にはずかしい話ですが、私はこれが
「親として正しい道」
「よい子の育て方」だと思っていました。

しかし、それから2、3年後、長男が小学校の6年生くらいになった時です。

ある日、夕食を待つ間、長男と次男のやりとりが耳に入ってきました。
どうやら長男が次男に対して、何やら注意をしていました。

よく聞いていて驚きました。
何年か前、私が長男に対して怒って注意していたようなセリフを私と同じような勢いで言い放っていたのです。

その時、気づきました。
育て方を間違っていた。
子どもは親の行動、言動をしっかり見ていて、それが良い手本だと思い込むことがあるということ。

「時すでに遅し」かもしれませんが、それからは心を改めました。

まずは親が身を持って手本を示す。
普段の生活の中で、長男に対する接し方や私の言動を
「お前には、このように育ってほしい」
という姿をイメージして、メッセージを発するように行動しました。

最近ですが、その影響なのか、長男も言動に変化が生まれました。
もちろん年齢的な成長の中で、心も成長した部分もあるかもしれません。

何よりも、弟が何かやらかした時の注意の仕方が全く変わりました。
単純にキレて怒るのではなく、弟の気持ちを受け入れながら優しく説得するようになったのです。
その光景は、見ていても微笑ましく感じます。

この変化も親がまず手本を示しているから、
「子どももその手本を見習っている」
と言えるのではないかと思います。

親のよい手本。
これは本当に育て方のベースとしてとても重要なことです。

親も人間だから完璧はありません

「親がよい行動で示す!」
これは子どもの育て方で、本当に意識をしなければならないことです。

でも、わかっていても、どうしても子どもにツラく当たってしまうこともあるでしょう。
私たち親も人間です。
だから完璧なんてあり得ません。

子育てはひとりの人間を育てるという、立派な仕事です。
そんな大切な仕事をしているという「誇り」だけは決して忘れないでください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする