自己肯定感を高める!それが子供の成長に重要!

目次

子供の成長に大切なのは自己肯定感

最近の若い女性の理想の男性像は、
「私のことを受け止めてくれる人」だそうです。

「私のいいところ、悪いところをすべて理解してくれて愛してくれる人」
という意味だと思いますが、このように思うのは若い女性だけではありません。

すべての人間が、このような気持ちを求めて生きているはずです。

そして、
「気持ちをわかってもらえる=認めてもらえる」
「いいところも悪いところもすべて受け入れて愛してくれる」
ということが、まさに自己肯定感だとすれば、子供が幸福感をもって成長していくためにいかに重要なのかをご理解いただけると思います。

喜びも悲しみも共感することが大切!

「自分の気持ちをわかってもらえる」
ということは、「共感」です。
悲しい時は一緒に悲しみ、うれしい時は一緒に喜ぶ。

この行動により、
「お母さんは私の気持ちをわかってくれている!」
つまり、自分の気持ちを受け入れてくれた、と感じるはずです。
そして、愛されている、と感じるはずです。

子供の気持ちに「共感」することが自己肯定感を高めるために最も有効な手段です。

失敗して、がっかりしている時に、
「何を落ち込んでいるんだ!」
「下を向くな!」
と親は激励のつもりで、こんなことを口にするでしょう。

しかし、それよりも、
「そうか、それはつらかったね。」
「残念だったね、それはショックだったね。」
と子供の気持ちに寄り添うような言葉をかければ、
「ぼくの気持ちをわかってくれた!」
と思い、心は癒され、気持ちは立ち直ることが多いのです。

頑張ってうまく行った時に、
「やったじゃん!すごいよ!」
「よくがんばった!お母さんもうれしい!」
と抱きしめてあげることで、喜ぶ気持ちも増幅して、さらにやる気を高めることになります。

世間では「ほめて伸ばす!」ということが、子供を伸ばすための常識的手法と捉えられています。
しかし、「ほめる」ではなくて「共感する」ことが大切なのです。

うれしいこと、悲しいことが共感され、
「ぼくのことを大切に思ってくれる」
「私を愛してくれている」
と感じることが自己肯定感を高めることにつながっていきます。

いいところも悪いところも愛されているんだ!

「自分のいいところも悪いところも全部受け入れてくれて愛されている」
と思うことが安心感をもつことができ、自信を高めることができます。

何かやってはいけない悪さをしたとき、その行為を徹底的に注意していませんか?
子供の気持ちも確認しないで、一方的に押さえつけられて言葉での抵抗を失ってしまうと、
「ぼくのことを何もわかってもらえない。」
「私は親から嫌われている。」
「私はこの家では必要ないんだ。」
というような発想になりがちです。

たとえ悪さであっても、その理由があるはずです。
もちろん、悪い行動への注意は必要です。
しかし、
「どうしてそんなことをしたのかな?何か訳があるの?」
と子供の心が開くように聞いてあげましょう。
そうすれば、
「ぼくのことをわかってくれた!」
「私の気持ちを受け入れてくれた!」
と感じるはずです。

「私のいいところも悪いところも、全部受けて入れて愛されている。」
そう思うことで子供は輝きながら成長していきます。

自己肯定感の上に成り立つ「自信」が大切

「子供には自信をつけさせることが大事!」
とよく聞きます。
もちろん子供の成長には自信を持たせることは必要です。

しかし「自信」にも2つあるってご存知ですか?

1つは「存在への自信」です。
自分はここにいていいんだ。
生きている価値があるんだ。
自分は必要な人間なんだ。
という意識です。

これは自己肯定感の上に成り立つ発想です。
自己肯定感とは、親や周りの人たちが「自分の存在」を喜んでくれることで生まれる意識です。

もう一つは能力の自信です。
勉強やスポーツができる自らの能力に対する自信です。
これは周囲の人からほめられたり、認められたりすることで生まれる意識です。

一般的には、「能力の自信」が大切と思われています。
しかし実際は、「存在への自信」が重要なのです。

例えば、能力の自信はスポーツで負けたり、勉強で点数や順位が悪かったりすることで失うことがあります。
そんな時に、「ちくしょう!」と思って努力を続けることができるか「やっぱり自分はダメなんだ」とあきらめてしまうかは存在への自信があるか、無いかによります。
つまり自己肯定感が大きければ前向きに成長していけますが、小さいとメガティブな発想が多くなってしまいます。
ですから自己肯定感を高めることは大切なことになるのです。

自己肯定感の高い子は1度失敗しても自分の存在価値を失ったともいません。
「また次頑張ればいい」
と思うし、
「ここではダメかもしれないけど違う世界なら通用するかも!」
「やればもっと才能を高めることができる!」
と思っています。

しかし自己肯定感が低いと
「私は何をやってもダメな人間なんだ」
「僕には何も才能が無いのかもしれない」
と思ってしまい、自分の存在価値を見失いそうになります。

自己肯定感を高めることを考えましょう

しつけには、叱ることは必要です。
しかし叱った時に
「自分のために叱ってくれているんだ」
と思うか、
「また、叱られた。やっぱり自分はダメな人間なんだ」
と思うかは自己肯定感の問題です。

ですから、勉強やスポーツをやらせる時も、しつけや教育をするときも基本になるのは自己肯定感です。
そして自己肯定感を高めることが子供が輝きながら成長していくことに必要なのです。

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