子どもが「勉強が楽しい!」と感じるために必要なことはコレ!

目次

繰り返し学習できるようになるためには?

勉強ができるようになるには、繰り返しの学習が必要です。
しかし、一度説明を聞いただけで理解できる子や、1回解いただけでできるようになる子もいますが、それは極めて少数です。

ほとんどの子は、理解できるまでに何度も繰り返さなければできないと思います。

そうした子に繰り返し学習をしてもらうためには、どうしたらいいのでしょう。

私は、お世話になった塾の先生から、
「勉強に対するネガティブ感をポジティブに変える必要がある。」
と教わりました。

1回やってみて楽しければ、
「もう1回やってみてもいいかな」
と思わせるのです。

「もう一度」
「もうちょっと」
を重ねるうちに、繰り返し学習をするようになり、いつのまにか成績も伸びていくというわけです。

「子どもは楽しければやってくれるし、面白ければ繰り返して続けてくれる」
先生はそう言っていました。

では、一緒に楽しく勉強して「面白い!」と感じるためには、どうやって勉強したらいいのでしょうか?

私が役に立った、先生から聞いた具体例を紹介します。

親がまず楽しむ?

まずなによりも、親が楽しむこと。
それが大切です。
勉強を教えている自分自身が、一緒にやることを楽しめているかどうかです。

自分から勉強する子のお母さんは、一緒に勉強することを楽しんでいることがよくわかるそうです。

自分自信が楽しんでいないのに、子どもだけ楽しませようなんて、そんな虫のいい話はありませんね?

自分が楽しんでいるから、子どもにもそれが伝わり楽しくなっていきます。

お母さんが、
「勉強を教えるって楽しいなぁ!」
と感じれば、子供も勉強が楽しいと感じてくれます。

勉強が楽しい!そのための方法とは?

「どうやって教えたら、私自身が楽しめるか?」
「何をしたらもっと私自身がおもしろく教えられるか?」
あくまでも、先生の考えたこと、思ったことが基準ですが、とても興味深いことでした。

子どもの話を聞く

先生にとっては授業時間は勉強を教える時間ですが、同時に子どもたちとコミュニケーションをとる時間でもあります。

基本的に授業時間内でしか子供とかかわることはできません。
ですから、この時間内で子供たちとたくさん話しをしたそうです。

  • 学校であった出来事
  • 友達とのやり取り親との話
  • 趣味やゲーム、テレビのこと

子どもの話を聞くのは、とても楽しくて、そのうち子どもも同じように先生と話をするのを楽しみに待つようになるそうです。

先生が家庭教師をしていたときには、授業の大半をおしゃべりで終わったこともよくあったようです。

「ねえ、先生!聞いて聞いて!」
「先生、どう思う?」
そんな感じの会話からはじまり、それが終始して終わり。

「そんなんで成績があがるのか?」
と誰もが思うでしょう。

しかし、どの子も成績が上がったそうです。

彼らの親も「不思議ですねぇ」と首をかしげるようですが、実際に漢検や英検、中学受験に合格しているのです。

当初、考えていた第一志望よりも上のランクの学校に合格した子もいたそうです。

この結果に対して、先生は特に不思議と感じておらず、むしろ当然と思っています。

「先生と会話を楽しむことで、勉強も楽しいと感じるようになり、その他の時間は勉強するようになる。」

「人は誰でも自分の話を聞いてもらえることを望んでいます。自分の話を聞いて、マイナスの気持ちを持つ子はいません。」

そう言っていました。

マイナスの気持ちを持つ理由は、
「子どもが話したくないことを無理に聞き出そうする」
「子どもの話の途中で遮る」
「子どもの話を間違って解釈したり、評価する」
ということです。

たしかに、どんな子でも自分の話を邪魔されず、誤解をされずにきちんと聞いてもらえることはうれしいことですし、大切だと感じてくれるでしょう。

お母さんと一緒に勉強することを楽しく、有意義な時間と感じてくれるようになれば、
「勉強って楽しい、勉強って面白い!」
と印象が変わってくるでしょうね。

らくがきをする

先生は子どもによく、らくがきをさせたそうです。
ノートにも教科書にもテキストにも。

絵やイラストの得意な子には、いっぱいらくがきをするように言ったそうです。
絵を描くことが極端に苦手な子には、すすめなかったようですが。

ノートや教科書にらくがきをすることは、ちょっと悪いことをしているようなドキドキ感もあって、悪ノリをするこも多かったようです。

そして、ただのらくがきができるようになったら、次に役に立ちらくがきをするように指導をします。

ノートに書いてある重要なポイント、覚えなければいけない語句、注意しておきたいところに、目が留まるらくがきをさせるのです。

ノートにらくがきをするポイントは一つあって、
「ノートを開きたくなるようならくがきをすること」

通常、ノートは勉強するために使うものです。
復習をするため、テスト勉強をするために開くもの。

しかしそうすると、
「覚えなければいけない」
「解けるようにならなければいけない」
という勉強になってしまいます。

それではノートを開くことの楽しさや面白さを感じることが難しいというわけです。

先生が目指す勉強法は、
「楽しく何回もやっているうちに覚えちゃった」
というものなのです。

らくがきをすることでノートを開くことが楽しみになり、わくわくウキウキするのが理想なのです、

親子でこんならくがきを一緒にするだけでも、勉強時間が楽しくなると思いませんか?

今まで真面目一辺倒だった勉強も、らくがきタイムをつくることで雰囲気が一変して、ぐっと楽しくなるかもしれません。

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